2016年、NPO法人アーツプロジェクト代表が森口ゆたかから森合音に交代します。以下、新旧代表からのメッセージをお届けします。

NPO法人アーツプロジェクトが2004年に産声をあげて、今年ではや12年目になります。
この小さな団体がここまで活動を続けられましたのは、皆様が日本の療養環境を少しでも良いものにする為にと、私共にお力をお貸しいただいたお蔭です。心より御礼申し上げます。さて私事ですが、今春から近畿大学文芸学部に新しく創設されます「文化デザイン学科」で教授に就任いたします。

それに伴い、代表を森 合音に交代いたします。
新代表の森にも、これまで同様のご厚情を頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。

森口 ゆたか

 

 初代代表の岩尾啓子さんは、病院にアートという種を蒔かれました。2代目森口ゆたかさんは、医療現場におけるアートの可能性を広く示されました。3代目となる私は今、信頼する仲間と共にその希望に満ちたバトンをしっかりと受け取りたいと思います。そして「和の心」を胸に、アートという種が蒔かれた医療現場で少しずつその土壌を耕したい。蒔かれた種に、新鮮な水と栄養と空気が届くように。

 アートと医療は、お互いがお互いを必要としています。対話の中で歩み寄り、つながり、仲間として共に未来を創造しようとする時まだ誰も見たことのない新しい風景が見え始めると信じています。

森 合音