「フラワーサークル」
アフラック生命保険株式会社様のウォーキングキャンペーン寄付企画(https://www.aflac.co.jp/news_pdf/20220216.pdf)に協力し、構想から企画、制作まで約2年をかけて実施しました。
病院様のご希望は、子どもたちのリハビリにも使われている白が基調の長い廊下をアートで楽しく感じられる空間にしてほしい、というもの。コロナ禍でプレイルームの使用が制限され、子どもたちがストレスを発散しにくい状況も重なったようです。
企画のテーマを「フラワーサークル」とし、花をモチーフに関わる皆さんの“想いの循環”を壁画や立体で表現しました。
治療やリハビリに励む子どもたち、見守るご家族、恢復を願って日々忙しくされている医療スタッフ、キャンペーンに参加されたアフラックの皆さん・・・多くの方のあしあとから咲いたやさしい花々です。
制作はコロナ禍中のため、オンラインミーティングを重ねながら、最小限のスタッフで現場に入り、医療スタッフや患者さんとのワークショップも少人数に分け回数を増やして実施しました。
今回のプロジェクトでは、企業とNPO、国立病院の3者が同じ目標に向けて協力するかたちとなりました。対話を重ねて、それぞれにできることを明確にしつつ、役割を果たすことで、患者さんの療養環境の改善に新たな可能性を広げられたと思います。
東京医科歯科大学のWebサイトでホスピタルアートが紹介されています。