四国こどもとおとなの医療センター
「いろんな空色パラソル」
四国こどもとおとなの医療センターの重心病棟の入所者さんによって描かれた様々な「空模様」のパラソルが完成しました。
療育指導部と共同企画
「循環するものづくり」
日差しの強い屋上庭園をゆっくりと散策していただくにはどうしたら良いのだろうか?という問いから始まりました。
屋上庭園は、夏は日差しが強く、冬は風が強く、長時間過ごす事は難しい場所です。
それでも、病と向き合っている患者さんが、ほんのひと時、病室を離れ「空に向かって深呼吸できる場所を」と、祈りを込めて作られました。
この5本のパラソルは、療育指導部の皆さんのサポートを受けながら重心病棟の入所者さんによって描かれた様々な「空模様」で出来ています。世界にたった5本だけのパラソルです。
デザイナーさんや布屋さん、傘職人さん、みんなが力をあわせて作り上げた世界に5本だけの傘です。
ものづくりは、誰かが誰かを想う気持ちの循環であり、そこにできあがる「もの」はその想いの結晶です。
ディレクター
森合音
デザイン
誘市しのぶ・西村尚子
制作協力
療養指導部
重心病棟の入所者さん